高田 延彦

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―今日は、よろしくお願い致します。まずは、お仕事についてお伺いしたのですが、プライド総括本部長の実務はどんな内容ですか?

雑務全般(笑)。就任した時、会見の席で、なんでもやりますと宣言していますので、やれといわれれば、会場の椅子設営までやります(笑)。そういう覚悟で、この仕事をやらせていただいています。

―今回は『AIR Monthly schedule』の取材なので、ずばり聞かせていただきます。音楽にご興味はありますか?

ないことはないし、詳しいほどでもないですね。その時々で、気分のいいものを聞いています。音楽って不思議なんですよ。私だけかも知れないんだけど、好きな曲をCDデッキに入れて、はい、これからその曲が流れますよって聴いたときの気分とね、不意にFMとかで流れたときの気分は、同じ好きな曲なのに、全然感じ方が違うんだよね。いきなり、おまけのように好きな曲が流れ出すと、最後まで大事に聴いちゃうんですよね。

―スポーツや格闘技など様々なエンターテイメントイベントがある中、PRIDEで使われているテーマ曲や効果音、また映像は音楽的にもヴィジュアル的にも、トップを走っていると思うのですが。

日本国内において、音楽と格闘技って切っても切れない関係にあると思うんですよ。それはやっぱりプロレスから来ていると思うんだけど。格闘技のイベントにとって、音楽というものは必要不可欠なもので、お客さんが気持ちにスイッチを入れるきっかけにも、選手自身がスイッチを入れ換えるきっかけにもなる。それに、演出家の音楽を流すタイミングや照明のライティング、そして選手の最高のファイトがイベントを最も印象づけてくれる。選手のファイトがあまりにも強烈だから、あのヴァンダレイ・シウバの曲が流れるとスイッチが入るわけですよね。逆に、どんなにすごいファイターでもノーミュージックで出てくると、まったく迫力がなくなってしまうし、桜庭が違う曲で入場してきたら、何かもの足りない。そういう意味で、音楽はファイターやイベンター、観客にとって非常に大事な役割を持つ要素の一つだと思いますね。ファイトと音楽、それらがうまく絡み合っているのが、PRIDEというイベントだと思います。

高田 延彦

―高田さん自身のテーマ曲をセレクトするときのポイントは何だったのでしょうか?

「私もいろいろ曲を変えたんですが。一度、イングウェイ・マルムスティーンに作ってもらった時は、普段聴くといいと思ったんだけど、自分がイッてるときに聴くとなんか違うなって思っちゃったんですよね。結局、普段聴いている時の感じと、舞台裏で曲が流れれば行くんだいう戦闘状況で聴くのは、全然気分が違うので。ですから、自分に一番あっていたものはって考えると、いろいろ変えてみた中で、最後に使っていた曲かなって思うんですよね。あれは『ロッキー4』の映画で、ロッキーがロシアの自然の中、丸太とか雪掻きとかして自分を鍛えていくシーンで流れる曲だったんです。あのシーンが印象的だったので、これいいなと思って選びました。」

―今や格闘技が身近な存在、もっと言うと、若者たちの中では音楽やファッションに並んで、ライフスタイルの一つになっていると思うんですが、高田さんはそのことをどう感じていますか?

「PRIDEを始めて8年経ちますけど、当初は今のようになることを、どんなに綿密に計算しても絶対無理だったと思うんですよ。今はいろんな偶然が重なったり、時代背景とかその中で生まれたヒーローの力とか、イベントの完成度とか、いろんなものが絡みあって、いい空気感を作れていると思うんですよね。例えば、期待感を持って埼玉スーパーアリーナに4、5万人のお客さんが集まってくれて、隣にいる人はあかの他人なんだけど、みんなが一緒の思いを持ってオープニングを待つような、それから一緒の思いを持って会場を後にするような、同志のように感じられるイベント空間になっているじゃないですか。それは、ファイターやイベンターたちがプロ化してきた、成熟してきたというか。ただ勝てばいいんじゃなくて、ヒョードルにしてもヴァンダレイにしても桜庭もそうですけど、トップファイターたちや彼らを支えるチームメイトが、観客が何を求めているのかということをキャッチして、それを迅速に作り上げて提供する。そこに集まった人たちに、常にPRIDEの会場はこうだよなと満足してもらえるような演出をするという積み重ねや努力が、音楽にもファッショにも影響を与えているということに繋がっているんだと思います。」

―ストリートカルチャーに影響を与えているものの一つ、ハッスルについてお伺いします。ポスターやDVDのパッケージのアートワークは、ブラックミュージックや80年代のアメコミなど、サブカルチャーのテイストが盛り込まれて、独特の世界観を表現していると思うのですが、コンセプトはどういったものなのですか?

ドリームステージエンターテインメント:ハッスルには「ファイティング・オペラ」というサブタイトルがついているんですが、それを基本に毎回コンセプトを決めています。
高田:あれを見てなにかのヒントになったりとか、これからの行方みたいなものを感じとってもらえれば。
ドリームステージエンターテインメント:でもポスターが先で、そのあとに衣装か決まったり。
高田:それ、総統のことなんじゃないの(笑)。びっくりしたよね(笑)。
西村:コスチュームやアートワークに関して、高田総統からの提案もあるんですか?
高田:いえ、プロの方に、完全に任せています。ただ、しっかりクリーニングだけはやってくれよと、みすぼらしいシワは作るなと、そういうことだけはいいますけど。まあ、総統の気持ちを代弁して、言ってるんだけど(笑)。

―では、次の質問も代弁してお答えいただきたいのですが、高田さんと高田総統が共同経営しているジンギスカン屋「モンゴリアン チョップ」は、いつオープンしたのですか? また、名前の由来も教えて下さい。 実際に来日して、その印象は変わりましたか?

今年の3月初旬にオープンしました。ジンギスカンの発祥は、モンゴルだと言われてるんですけど、実は北海道なんですよ。でも、みなさんのイメージは、やっぱりモンゴルですよね? あと、チョップは、“ラムチョップ”とかけていて。それで「モンゴリアン チョップ」にしました。一回聞いたら忘れられないし、桜庭が総合の世界でリメイクした技ですしね。

高田 延彦

―なぜ、高田総統はジンギスカン屋を経営するに至ったのでしょうか? それからオススメのメニューを教えて下さい。

彼が非常に好きだったということが出発点ですね(笑)。彼好みの本物のおいしいジンギスカン屋を作ろうじゃないかと。本物を追求しているハッスルと同じですね。そんなコンセプトで始まりました。メニューは専門店だから、あまりいろんなものはないんだけど、タレと塩。それから、最近新しく出たのが、ラムチョップ、スペアリブ。網で焼いたら、非常に好評でした。

―「AIR」は音楽を軸としたファッションやゲーム、スポーツなどが融合したエンターテイメントを、高田さんは業種は違えどPRIDEやハッスル、そして食のジャンルではジンギスカン屋と様々な分野のエンターテイメントを提供していると思うんですが、高田さんにとってのエンターテイメントとは何でしょうか?

やっぱり人の感覚とか心に、その時間が流れている間は非日常的な感じを与えてくれるというか、夢中にさせてくれること。夢中は「夢の中」って書くけど、まさに夢の中に入っていけるというか、引っ張り込んでくれる。これだけいろんな選択肢があるなかで、強烈に夢中にさせてくれる瞬間、時間を与えてくれるものは、僕にはそんなにないんですけど……。でも、好きなミュージシャンのコンサートだったり、好きなスポーツの大事な試合とかっていうのは、一番身近で夢中にさせてくれる材料がつまっているものかな。そういう意味では、エンターテイメントっていうのは、現実にかえった時に勇気をもらったり、自分の生きる道しるべを教えてくれたりとか、人生を左右する大きな役割の一つだと思います。

―PRIDE GP 2ndの注目すべきポイントはどこでしょうか?

そうですね、注目はやっぱり桜庭の行方、ヴァンダレイ・シウバに中村和裕がどこまでいけるのかということ。それと、ノゲイラとナツラの柔道対柔術の、これぞ最高峰という寝技の戦い。それから、ヒョードル戦は流れましたけど、ミルコの参戦。あと、これから発表になるんですが、日本人対決も楽しみです。

―2005年のPRIDEの展望をお聞かせ下さい。

ライト、ウエルター級の武士道というイベントが新たにでき、非常に評価の高いものになりました。あのイベントを見ても象徴的だけど、確実にPRIDEというリングがね、総合格闘技イベントのメジャーリーグになりつつあるというか、オリンピックの舞台にも近づきつつあるという手応えがありましたね。今は、まだまだ当然のことながら完成型ではないですけど、とにかく気を抜くことなく、常にチャレンジャーの気持ちで前へ前へ向かっていこうと、向かわなければならないと思っています。

―最後に、高田さんにとっての理想の男性像を教えて下さい。

やっぱり、常に挑み続ける男でしょうね。オギャーと生を受けた瞬間から戦いですから。ネガティブに捉えずポジティブに、戦いを楽しむという言葉もありますが、チャレンジすることを幸せだと思い、あるいはチャレンジを与えてくれたことを幸福だと思い、常にその瞬間を楽しみながら挑み続けるということが、人間であり、男かなと。女性も当然そうなんですけどね。PRIDEのリング上で、自分もあのリングに上がったことがあるからこそ、彼らがあの場で勝ち続けることが、常にいいファイトを見せることが、どれだけ困難なことがわかってますから、吉田選手や桜庭やシウバ、ヒョードルやミルコ選手もそうですけど、本当に高い高いレベルでなおもチャレンジし続ける、チャレンジをやめない、まだまだ進化し続けるその姿勢がね、私はやっぱり究極の男、男らしさを感じるというか。勉強で生きてる方もあるいはスポーツで生きている人たちも、格闘技に思いを持っているのは本能ですよね。その中でも、PRIDEはコンタクトしてぶつかりあう最も究極的なファイトスタイルですから、本能のファイターである彼らを、本当の意味での男だなと思います。

高田 延彦

西村洋一 (Global Hearts Ltd. / AIR)

辻 啓太 (HOT SAUCE TOKYO)

田川友彦

武田直季

設楽 洋 (BEAMS), 土井地 博 (BEAMS), 入江和宏 (BEAMS)

 2005 GLOBAL HEARTS

AIR: 03-5784-3386 GLOBAL HEARTS Ltd.: 03-5738-9110

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